反面教師は悪口か?

小学校教育

教室で子どもを指導するとき、自分を律することができるよう他の人を例に出して悪い姿を示す時があります。

すると、返ってくる言葉は「あんな風になりたくない」「アイツと同じところにいたくない」「私はそんな人とは違う」といったもの。これが反面教師です。

さて、この時の私たちは【悪口】を言っているに該当するのか否か。

子ども達からは、表向きではないリアルな学校の様子を聞く機会が多くなりました。いまどきだなと思うと同時にどう対応するかを悩むことが増えています。

ある日の話。

学活で椅子取りゲームをして、横取りする子がいたので「ずるいよ」と言った。すると、その子が「悪口言うなら、先生に言うよ」と言ってきた。先生はその子のずるを黙認したので、そのまま自分は我慢して引き下がった。

こんなエピソードを聞いた時、なんと言ってあげたら我慢した子は報われるのでしょうか。

そんな時、私は【悪口はいけないこと】という正義は横に置いて、「ずるいね」と共感します。そして、その子の心の声を代弁するように【悪口】を言います。

弱いものが、声の大きい人が、主張した人が、勝つ。

つくづく生きにくい世の中だなと感じ、正しさを振りかざしても子どもの心が苦しくなるだけだと思わされます。

そんな世の中で、小利口に生きていくには「ふり」をするのが得策なのはわかっていても、それだけはやりたくない。

この想いをぶつけられる世界は、いまのところ「勉強」と「スポーツ」です。

強いものが勝つ。

できる人が勝つ。

その世界で戦ってみませんか?