塾の先生ができること【気付くチカラのお手伝い】

幼児教育

私は子供の頃から赤ちゃんが大好きでした。

とにかく自分より小さい子を見ると嬉しくて構わずにはいられなかったのです。今思えば、若干12歳で孫がいるお婆ちゃん化していたのかもしれません。

その頃、親の友達に1歳の赤ちゃんがいたので、ベビーシッターとして世話をさせてもらえるのが毎回楽しみでした。特におんぶして寝かせるのが好きだったのを覚えています。

ギャーギャー泣いてグズる赤ちゃんを寝かせるのは、試行錯誤の連続。ネット検索なんてない時代でしたから、自分の勘に頼って色々試しました。そして、自分なりの方法を見つけたのです。

《一定のリズムで揺れる。呼吸を合わせる。子守唄を作ってうたう。足先を手で温める。一つの言葉に節をつけて繰り返す。》

試した方法がうまくいって、背中から寝息が聞こえ、体の重みが全てのしかかってきた瞬間の達成感と喜びは今でも忘れていません。

その経験が私の原点となり、今にも続いていると思います。

天才ではないけれど、私が自信を持っていることの一つが、気付くチカラ。

教室に入ってくる子の表情・仕草・声・息・会話から読み取る全てのことを総合して、気付けるようにする。

先日も入室時に「おはようございます」の声と表情が気になり、お母さんに「何か不安なことがあるんじゃないですか?」と聞くと「実は帰りに予防接種を受けるのです。どうしてわかったんですか?」と、驚かれました。

勘は、持って生まれたものかもしれない。でも、感じることができなければ勘は鈍いままです。

受験に向かって歩みを進めていくと、親の方が何もかも投げ出したくなる時が必ず来る。

その時、大事なのは【目の前にいる子を見る】こと。【些細なことにも気付く】こと。

今この子は、何ができなくて、何ができるのか?どこに躓いているのか?得意なことは?苦手なことは?

目の前にいる子の親は、あなたです。

塾の先生はそれにはなれない。だから、全力でフォローして気付くお手伝いをするのです。