附属新潟小学校の考査の内容のひとつに、口頭試問があります。
面接とは何がどう違うのだろう?と思いますよね。
私も初めのうちはそう思っていましたが、問題集に取り組むうちにそれぞれに共通点があり、明確な線引きはできないと思うようになりました。教室では面接練習の中に口頭試問を混ぜながら行っています。
実際の考査では、画面に出されたある場面の絵を見て「この人は何をしていると思いますか?」や、「○○をしている人は何人いますか?」という質問をされたそうです。
◉絵を見て記憶する。それを、思い出してアウトプットする。
◉絵の中の人がどうしてそれをしているのかを自分なりに想像する。そして、質問に考えて答える。
口頭試問でよくあるのが「もしあなたならどうしますか?」という質問です。
いくつか例を挙げますので、お子さんと一緒に考えてみてください。
① 「お友達があなたに意地悪をしてきました。そんなとき、あなたならどうしますか?」
② 「電車の中であなたが走っていて、他の人にぶつかってその人のカバンが落ちてしまいました。そんなときどうしますか?」
③ 「公園で遊んでいたら、お友達が怪我をして血を流しています。そんなときどうしますか?」
教室でよくある子どもの回答
① 意地悪をやめてと言います。
② ごめんなさいと言います。
③ 大丈夫?と言います。
質問を理解してきちんと答えられたので、これでよしとする塾もあると思います。
私の場合は、小学校受験合格がゴールではないと思っているので、このままで終わるわけにはいきません。
まず、全てに共通するのが「~と言います。」と、口だけになっていること。
その場面を想像し、自分だったらどうするか?を『自分ごと』として捉えていないことが表れています。
そこでこう突っ込みます。
「言うだけ?」
すると子供は焦って、口先だけでなく実際にそうなった時のことを考え始めるのです。
これが口頭試問の練習で、一番大切な『自分ごと』として考える第一歩になります。
そして、我々大人の落とし穴は良かれと思って「教えてあげること」です。
すぐに答えられず言葉が出てこない子を待つことが出来なくて、答えや考え方を教えてしまうことは子供の考える力を萎えさせ、困ったら大人がなんとかしてくれるのを待つ技を習得させてしまうのです。
私もよくやってしまうので、必死でぐっと堪えています。
大人が忍耐を持って待つ姿勢を貫き始めると、いずれ子供は自分で考え始めます。
その時は、自分で考えられたことを褒めて認めましょう。
残りあとわずか。「大丈夫!」と言い聞かせて突っ走りましょう。応援しています!


