算数オリンピック・キッズBEE第6回トライアル問題1の教え方

算数オリンピック

第6回トライアル 問題1  正答率5.1%

《最大の答え》

計算の答えがもっとも大きくなるように、下の□の中に、+、-、×、÷ の4つの記号を一回ずつ入れました。 

?はいくつですか?

10□10□10□10□10=?

【教え方】

足し算、引き算、かけ算、割り算が混ざり合った計算式の場合、かけ算と割り算を先に計算するというルールがわかっているかどうかを最初に確認します。わからない場合は、そこから教えます。

キッズBEEはトライアル大会が6月なので、受けられる子は最上で3年生になったばかりの状態です。その場合、学校の算数の進度はまだ割り算までいってないことが予想されました。

知らなければ、教える。それだけのことです。

まだ早いなんて言い訳です。余談ですが、私は教室で子供達から「まだ習っていないからできない」というフレーズが出たら「習ってないからできないは言い訳だよね。社会に出たら習って覚えることはほとんどない。自分で考え、学ばなければ何も得られないよ。それでも、まだ習ってないからできないと言うつもり?」と返して言い逃れをさせません。

話が逸れましたが、ここでポイントになるのは『答えをもっとも大きくする』ということ。

「もっとも大きく」「もっとも小さく」というのがキッズBEE問題にはよくあります。

初回は問題を読ませて答えを出させますが、間違った場合はここに注目させます。

もっとも大きい答えを出す為には、足す数を大きくしなければなりません。また、引く数は小さくすることを考えなければうまくいきません。

かけ算と割り算が先のルールを使うと、

10×10=100 (大きい数ができた!)

10÷10=1  (小さい数ができた!)

あとは、数を組み合わせて式に当てはめます。

10+10×10-10÷10=109

《答え》

109

+、-、×、÷ のルールを教える時は、勝負に見立てて話をしました。

この4つの記号が入っていた場合、一番強いのは×さんと÷さんです。

だから、式の中で先に計算するのは×さん、÷さんだよ。

×と÷のどちらが先かは好きな方で構いません。

ただ、+くん、-くんは、弱いからその後に計算してね。

今は出てこないけど…実はもっと最強の記号があるんだけどわかる?

それは、( )さんです。

これは最強だから、覚えておいてね。

この話をした後に、具体的な数字を使った計算式を解かせました。

例題1  1+5×2-3=?

例題2  4+12÷3-1=?

例題3  6×7-20÷5=?

例題4 (10+15)×2+5=?

どんな風に解いているかを見守りながら、ルールを守って解けるようにします。