算数オリンピック・キッズBEE第10回トライアル問題6の教え方

算数オリンピック

第10回トライアル 問題6  正答率17.73%

《公園の時計》

太郎君は家の時計が、3時ちょうどのとき、家を出発して公園にいきました。

公園に着いたとき、公園の時計は3時ちょうどでした。公園で遊び、公園の時計が3時30分のときに公園を出発して家に帰りました。家に着いたとき、家の時計は3時40分でした。

太郎君が家を出発したとき、公園の時計は何時何分でしたか。

太郎君が進む速さは行きも帰りも同じです。

【教え方】

読解力が求められる問題ですね。

こういう問題を見ていきなり「うわ~、わかんない」モードになる子がよくいて、その多くが長い文章に慣れていないように思います。そうならないためにできることは、問題文に慣れることのみ。つまり繰り返し習慣になるまで取り組むということです。

教え方としては、まず『分けて』考えさせましょう。

『分ける』のは、

① 太郎君が公園にいた時間(公園の時計バージョン)

②   太郎君が外出していた時間(家の時計バージョン)

③   太郎君が家と公園の間を行きと帰りで歩いた時間

この3つです。

それでは、一つずつ考えていきます。

①について

公園の時計だけで考えると3時に到着して3時30分に公園を出発したことから、滞在時間は30分です。②について

家の時計だけで考えると、3時に出発して家に着いたのが3時40分だったことから、家の外にいた時間つまり外出時間は40分です。

③について

行きと帰りに歩いた時間は、40分-30分=10分だとわかります。行きも帰りも同じ速さで進んだので片道は5分となります。

これらをあわせて考えると、太郎君が公園に着いた時の公園の時計は3時だったので、5分前が家を出発した時刻が答えになるので、2時55分です。

【答え】

2時55分

このような問題は計算力や思考力というよりは、読解力を土台にして頭の中で情報を整理することができるかどうかがポイントになると思います。

正答率が低めなのは、低学年のうちは時間の感覚が身に付いていない子が多いことと、情報を整理しながら読む癖がついていないからではないでしょうか。

お手上げ状態になる場合は、親御さんが整理しながら問題を読み聞かせてあげてください。

読んでもらうだけで、意外とあっさり答えに辿り着ける子もいると思います。

『千里の道も一歩から』ですね。