算数オリンピック・キッズBEE第14回ファイナル問題3の教え方

算数オリンピック

第14回トライアル 問題3  正答率18.1%

《2つの時計》

あきお君は、家の時計が正しい時こくより3分おくれていると思っています。しかし、本当は正しい時こくより常に3分進んでいます。

けんた君は、家の時計が正しい時こくより4分進んでいると思っています。しかし、本当は常に正しい時こくをさしています。

あきお君とけんた君は、午後4時にオンラインゲームをいっしょにするために、家の時計を見て午後4時ちょうどと思っている時間にアクセスしました。

あきお君とけんた君の、どちらがどちらより何分早くアクセスしましたか?

 

【教え方】

この問題は、第10回トライアル問題6と似ている問題ですね。

【分けて考える】を使って、あきお君とけんた君の場合で考えていきます。

まず、どちらにも共通している条件は、午後4時ちょうどと思っている時間にアクセスすることです。

(あきお君の場合)

家の時計が3分遅れていると思っているので、3時57分をさしたときにアクセスします。

アクセス → 家の時計 3時57分

しかし、本当は 3分進んでいるので、

実際にアクセスした時こくは 3時54分です。

(けんた君の場合)

家の時計が4分進んでいると思っているので、4時4分をさしたときにアクセスします。

アクセス  → 家の時計 4時4分  しかし、本当は正しい時こくなので、

実際にアクセスした時こくは、4時4分です。

ここで、二人の実際にアクセスした時間を見ると…

3時54分と4時4分で、10分の差があります。

 

【答え】

あきお君がけんた君より10分早くアクセスした。

 

ポイントは「3分遅れていると思ってアクセスした時間が、実は3分進んでいた。」ことです。

こういう読解力を要する問題はやはり正答率が低めですよね。問題文をよく読むことが一番の解決策だと思いますが、なかなかそれが定着しないのが子供です。わかったつもりで問題を読み、同じところで何度も躓くともうわからない!と不貞腐れてしまうこともあるのではないでしょうか。

問題文には、ヒントや鍵がたくさん詰め込まれていることに気付く。

そこにいくまでは、導く側の試行錯誤が求められますね。

合言葉は…「根気~!」です。