算数オリンピック・キッズBEE第8回トライアル問題9の教え方

算数オリンピック
第8回トライアル 問題9 正答率 22.1%
《ボール集め》
図のように、ボール置き場のAから1mの所から1mおきに合計10このボールが置いてあります。
今、たかしくんがAを出発して、これらのボールをひろってAに集めます。
一度に最大2こまで持つことができます。合計20m歩いたときに最大で何このボールをAに集めることができますか。
【教え方】
これは図を書いて考えるのがいいと思います。
まず最初にこのように図を書きましょう。
ここで、条件を確認します。
◉一度に持てる最大の数は2コ
◉行きも帰りも含めて20メートルだけ歩ける
まず2コ取りに行くために、行き6メートル・帰り6メートルで計12メートル使います。
使えるのは、残り12メートルです。
つぎに2コ取りに行くために、行き3メートル・帰り3メートルで計6メートル使います。
残り2メートルです。
そこで、1コ取るために、行き1メートル・帰り1メートルを使います。
計算式で表すと、(6×2)+(3×2)+(1×2)=20 となります。
この問題のように「最大いくつでしょう?」というように可能性が求められる場合は 『もっとないかな?』 という視点が必要になると思います。
子供達は20メートル使えるという条件をもとに「4コ」取れた!と答えが出ると『これで決まり!』と思い込んでしまう傾向があります。
そこで『もっと他に可能性はないかな?』と問いながら、本当にそうなのかを確かめて100%に近い確信を持てるように導くことが大切になります。
このような実物で検証できる問題が出たら、できる限り体験させるようにしています。
問題を解いて答えを出したら、実際にボールを持ってきてやってみる。
思考したことと体験したことが繋がることで、より一層記憶に残りますし、次に同じような問題に出会った時に思い出しやすくなると思うからです。
以前、ちゃれぺーの図形問題でいくつも立方体を重ねたものを斜めで切るというものが出た時は、悩んだ結果、冷蔵庫に買い置きしていた『豆腐』を切って試しました。
有り合わせのモノでなんとかする!これも生きる術かもしれませんね。