会話のルールを身につけよう

小学校教育

何気ない会話から家庭が透けて見えてくるものです。

私が最近気になっているのが、悪気はないが会話のルールを知らない子が多いということです。原因は様々だと思いますし、経験不足ということもあり得るので、今後どのようにルールを教えていったらいいかを【熱血はせまる】目線で考えてみたいと思います。

 

会話について本格的に指導し始めるのは、やはり4,5歳の年中くらいからが妥当だと思います。この時期は徐々に幼児語を卒業させ、論理的に話を構成する練習を始める時期です。小学生になっても会話が自分勝手で独りよがりのままだと、3年生くらいで友達関係のトラブルが起きやすいので、早めに気付いて直してあげたいところですね。

 

◎会話はキャッチボール

相手と交互で順番に話をすることは当たり前と思っていませんか?大人にとっての当たり前ができていないのが子供です。教室では順番を意識させるために子供達が一斉にしゃべり始めた時は「みんなが話したいのはわかるけど、会話にはルールがあるから、順番にします」と宣言して、私(大人・親)が仕切ります。

たとえば

私「まずAくん、どうぞ。」

A君「○○~」

私「終わった?じゃあ次は私ね。」→Aくんの話に対する感想を話す。

 「私の話は終わりだから、次はBくん、どうぞ。」

(以下も同じように繰り返す)

よく見られるのが、相手の話を遮って話そうとする子や割り込んできて自分の話題にすり替える子です。その場合は、きちんと注意をすることが大切だと思います。会話のルールを小さいころから教えられている子は、育ちがよく見えるのは気のせいでしょうか…!?

子供が同席する大人同士の会話で、大人が話しているところに割り込んで好き勝手なことを話す子供をよく見かけます。

会話が頻繁に中断されて進みませんが、親もそれを悪いことだと認識していないので、直ることもありません。むしろ、子供の気持ちに寄り添う良い親だと勘違いしているケースさえあります。

 「今は私達が話しているから、黙って待っていてね。」 と、割り込む子供に言える親御さんは残念ながら少ないのです。

ちなみにフランスでは、大人の会話に割り込んだり、邪魔をすることは許されませんので、厳しく教えられていました。小さい頃から会話のルールを教えられているからこそ、会話を楽しむことができるのかもしれませんね。

 

◎相手の話を聞く

幼児期の子には難しいですが、会話の最中に相手の話に耳を傾けて意識を向けることは訓練しない限り身に付きません。

本人は無視しているつもりはなくても、聞いているという意思表示をしないとわかってもらえませんよね。私は子供達に「話を聞くときは、目で聞け!」と言っています。目を向けるということは顔を向けるということで、顔が向けばおのずと意識も向けられます。

「相手が何を言っているのかを理解しようと思って聞く」ことも大事ですが、まずは目を向けることができてからですね。

 

◎誰かのせいにしない

子供と話をしていると「○○に行ってきた」とか「○○を食べた」という体験談がよく出てきます。その際なるべく詳しく突っ込んで聞くようにすることで、子供が言語化して説明できるように促します。そういった場面で子供達が「わからない。お母さんが教えてくれなかったから」「なんだったか忘れちゃった。あんまり言ってなかったから」そんな

言い訳をしてきます。

そんな時もさらに突っ込んで聞くのが【熱血はせまる】です。

「本当にお母さんが教えてくれなかったの?聞いてなかったんじゃないの?もしくは、自分が聞かなかったからじゃないの?それを疑問にも思っていなかったんじゃないの?」

私としては、誰かのせいにして済まされる経験をさせたくないという気持ちからですが、こんな風に聞かれて逃げ場がなくなると、黙り込んでしまう子もいます。

もちろんフォローはしますが、一度誰のせいにもできない経験をした子は、次の機会できちんと説明してくれるようになるので驚きです。

 

教えなくてもわかるだろう。

そんなことまで教えなくてはいけないのか。

 

そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中は変わり続けています。 会話のルールが守れなくても「マジ神!」「ヤバ」だけで済む現状をどう思われますか?

中学受験では、家庭での会話が合否を分けると言われているそうです。

上質な会話を目指す前に、まずはルールを身に付けさせましょう