紹介制度の崩壊~友達割引がもたらしたもの~

幼児教育

日常生活の中でよく聞くフレーズ

「お友達に追加しませんか?友達になるだけで割引できますよ!」

LINEでも、Instagramでも、友達になると何かしら特典がついてきますよね。

買い物だけでなく、レジャー施設でも、塾でも…どこもかしこも『お友達募集』な世の中です。

それはそれとして、会員制○○や紹介のみの一見さんお断りシステムは、今も通用しているのかなと考えてしまいます。相当敷居の高い由緒正しいところなら、まだ現存しているかもしれませんが、一般的には紹介制度は崩壊しているように感じます。

以下の2つのケースから考えてみたいと思います。

《AさんとBさんのケース》

Aさんは小さい頃から通い続ける美容室があり、店の主人と信頼関係を築いていました。あるとき友人のBさんから美容室を探していると相談されました。Bさんとは、そこまで仲がいいわけではなかったのですがBさんのことを常識のある人だと思っていたAさんは行きつけの美容室を紹介しました。

ところが、数か月後。

Bさんがその美容室で揉めて、クレーマーとなり出入り禁止だという話を風の噂で聞いたのです。

 

《CさんとDさんのケース》

Cさんは子供を個人のピアノ教室に通わせていました。とても良心的な先生で安心して任せられて、上達も実感していました。そんなときDさん親子と偶然再会しました。子供同士が小さい頃はお付き合いがありましたが、大きくなるにつれて環境も変わり疎遠になっていたところ、この再会を機に意気投合しました。CさんはDさんの子供をそのピアノ教室に誘い、先生にも紹介したい子がいると話して入室することになりました。このとき先生は、Cさんの紹介ならばと言って受け入れました。

ところが、それから半年後。

Dさんの子供がピアノ教室で暴れて、他の生徒さんに怪我をさせたという事件が起きました。実は、入室直後から問題をいくつも起こしていたそうで、先生はDさんにも散々注意しましたが直す気配はなかったので、Cさんに何度も探りを入れ、相談していたそうです。

しかし、Cさんは知らぬ存ぜぬで「大変ですね」と他人事だったとのこと。

そのピアノ教室は最終的になくなってしまいました。

 

 

これを読んでどのように感じられましたでしょうか?

「紹介する側」と「紹介してもらう側」のどちらにも責任感がなかったために起きてしまった出来事です。

昔は紹介するということは、それなりにお互いが責任感を持って紹介し合っていたはずですが、現代は紹介制度そのものが崩壊しているようで心が痛みます。

【熱血はせまる】として記事を書くときは、誰かを批判したり問題提起というよりは『自戒』の意味を強く込めて書いています。

責任感と感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていきたいものです。