算数オリンピック・キッズBEE第12回トライアル問題8の教え方

算数オリンピック

第12回 問題8 正答率11.4%

 

《競走》

Aさん、Bさん、Cさんの3人がグラウンドを3周する競走をしました。

この結果について先生は次のように話しました。

 

「1周目にスタート地点を通ったとき、一番速かった人が18秒、次が20秒、その次が22秒の2秒ずつのちがいがありました。」

2周目にスタート地点を通ったのも同じように2秒ずつのちがいがありました。

また、2周目だけにかかった時間を比べても2秒ずつのちがいがありました。」

「3人とも1周目より2周目の方が時間がかかり、2周目よりも3周目の方が時間がかかりましたが、1周に30秒以上かかった人はいませんでした。」

「1位だったのはCさんで、2位はBさんでその1秒後、3位の人はさらにその1秒後にゴールしました。」

「Cさんは1周に1秒ずつ遅くなっていきました。」

 

このときAさんが3周目にかかった時間は何秒ですか。

 

【教え方】

キッズBEEらしい読解力と思考力の両方を求められる問題ですね

お子さんが読んでもわからないと言ってくる場合は、①音読をさせる ②大人が問題文を音読する ③1行1行音読して理解させる ④理解したことを順にメモさせる

こんな手順でやらせてみてください。

では、発言を1つずつ理解しながら解いていきましょう。

1つ目の発言より 

1周目→1位=18秒 2位=20秒 3位=22秒

3つ目の発言より

3人とも1周目より2周目、2周目より3周目の方が時間がかかっている。

4つ目の発言より

ゴールした順位は、1位Cさん、2位Bさん、3位Aさん

→ ということは、Aさんは少なくとも22+23+24=69秒はかかっていることになります。

5つ目の発言より

Cさんは1周に1秒ずつ遅くなっていった。

→たとえば、Cさんが1周目で18秒だった場合 18+19+20=57秒になりますが、4つ目の発言より

1位の人の1秒後に2位がゴール。その1秒後に3位がゴールしているので、3位の

Aさんは、57+1+1=59秒になってしまいます。

ということで、Cさんが1周目で20秒だった場合を試します。

20+21+22=63秒

そうなると、Aさんは 63+1+1=65秒となり、これもダメです。

Cさんが1周目にかかった時間は、22秒で決定です。

2つ目の発言より

2周目だけにかかった時間を比べても2秒ずつのちがいがあった。

このことから、Cさんは1,2周目で22+23=45秒かかっているので、2秒の差があるということは、41秒か43秒です。

この時間になる組み合わせは、18秒+? か、20秒+? なので、18+25と、20+21になります。

 

Cさんがゴールしたのが22+23+24=69秒なので、3位のAさんは69+1+1=71秒でゴールしたことがわかります。

 

最後にAさんが2周目までに41秒か43秒のどちらだったかを確かめます。

41秒の場合 71ー41=30秒

43秒の場合 71-43=28秒

ここで、3つ目の発言「1周に30秒以上かかった人はいません」ということから、2周目までに43秒かかっていることがわかりました。

 

求められているAさんの3周目にかかった時間は、28秒です。

 

【答え】

28秒