入学に向けて通学練習をする親子をちらほら見かけるようになりました。
いよいよ卒園。そして、入学に向けてカウントダウンが始まっていることでしょう。
今まで何をするにも親(大人)と一緒だった子供が、小学校入学を機に自立への第一歩を踏み出せるかどうか。これは、将来を見据えた時に大事なポイントになります。
子供自身の問題云々というより、親の意識にかかっているところが大きいですよね。
ぜひ入学を前に園生活をふりかえり、お子さんと一緒に新たな一歩を踏み出してください!
たとえば…
こんなことはありませんでしたか?
◉「あの人もやっているし…」「注意されないからいいや」と、ルールや規則は自己判断で都合よく変える。
◉擦り傷程度のケガでも先生が報告の連絡をくれるのは当たり前。だから、何かあればすぐに連絡する。
◉何から何までとりあえず先生に言えば、何とかしてくれると思っている。
◉「子供だから~」で許されると思っている。
いかがでしょうか?
これはさすがに、小学校へ入学したら通用しない!と思える方はセーフですね。
今の世の中、園や先生達はクレーム対策に必死なので、とにかく気を遣ってくれます。そうなると、残念なことに親子共に自分の振る舞いに気付く機会がないというケースも見られます。
え?小学校ではやってくれないの?と、お客様モード全開で過ごしていると、どこかのタイミングで親子共に自立できない状態になってしまうこともありますので気をつけていただきたいところです。
お子さんは、春から小学生になるのです。
我が子を自立できない赤ちゃん小学生にするか、立派な小学生にするかは、親(大人)の意識次第で変わるのです。
それがよくわかった出来事をひとつご紹介します。
4月から附属に通う しんじ君と課外授業で公園に行った時のことです。
目的地は公園内の遊具がある広場です。
駐車場からそこまで歩く際、その子はポケットに手を入れて木々を見ながらのんびりした様子でした。
遊び終わったところで私から提案をしました。

「春から一人でバスに乗って歩いて小学校に通うんだよね?
そのときは、一人で考えて判断してやることになるよね。じゃあ、それがどんなものか練習してみよう!
ここから一人で車まで戻ろう。私達はずっと後ろの方から付いていくから、自分で考えて決めてやってみよう!」
するとその瞬間、しんじ君の表情が変わりました。
あたりを見回す視線は真剣そのもので、五感を働かせて頭がフル回転しているのが手に取るように伝わってきました。何度か道を間違えながらも一人で横断歩道を渡り、車まで到着することができた しんじ君。

「すごいドキドキしたけど、できた!」
と話す顔つきは凛々しく、とても印象的でした。
そして、それだけ普段は意識せずに生活しているということがよくわかった出来事となりました。
失敗は成功への近道。
ならば、失敗しても許される時におおいに失敗させてあげてほしいなと思います。
『失敗しても大丈夫!それを生かせば、もっと成長できるから。』
春の兆しを感じながら、このメッセージがお子さん・親御さんに届くといいなと思います。


